みなさん、こんにちは。蝶矢梅コンシェルジュの石川です!
今回、私がご紹介するのは「白加賀×てんさい糖」のシロップの組合せです。
私は昔からすっぱい梅干しが大好きだということもあり、梅シロップでも甘さよりも、さっぱりと酸味のきいた〝梅感〟の強いものを好んでいます。蝶矢の梅の中でも、より〝梅感〟の強い、群馬県産「白加賀(しろかが)」が私のお気に入りです。今回は黒糖のようなコクが感じられる「てんさい糖」をセレクトしました。
ちなみに私はお酒があまり強くないので梅シロップを中心に作っています。今後もお酒が弱い方や未成年の方などに寄り添った記事にしていけたら良いなと思います!
たった1週間で飲めるのが嬉しい
梅シロップは、たった1週間で完成します。梅酒よりも早く飲めるのが嬉しいところです。「白加賀×てんさい糖」で作るシロップは「てんさい糖」の色味が綺麗に出て、チョコレートの様な色合いに仕上がります。
味の特徴としては「白加賀」の酸味と「てんさい糖」の黒糖のような香ばしい甘味がほどよく合わさって、非常にバランスの取れた仕上がりとなります。
私がよく食べる梅のお菓子で黒糖干し梅というものがあるのですが、個人的にはそれにかなり近い味わいだなと感じています。食べたことがないと分からないですよね?
とにかく黒糖が好きで梅っぽさもしっかりと味わいたいという方にオススメの組み合わせとなっています!
今回の梅は鎌倉店限定、群馬県産「白加賀」
今回使用した梅は鎌倉店限定の群馬県産「白加賀(しろかが)」です。群馬県を代表する品種で、江戸時代から品種改良を繰り返し行なわれてきました。おばあちゃんの家で飲んだ梅ジュースを思わせる、ノスタルジックな、"あの、スッキリとした梅感" が味わえます。また、実が青い状態で収穫をしているため、漬けた後の梅の実はシワになりにくく、シャキシャキとした食感を楽しめるのも特徴となっています。
ちなみに京都店では奈良県産「白加賀」を販売しているのですが、同じ品種でも産地や熟度が異なるので全然ちがうそれぞれの個性をお楽しみいただけます。
コクのある甘さが特徴の「てんさい糖」
てんさい糖は別名サトウダイコンと呼ばれる、てん菜という作物が原料となっていて、日本では主に北海道で作られます。蝶矢のてんさい糖は、梅シロップや梅酒を作る時に、まろやかな甘さやコクのある、黒糖の様な香ばしい味わいを残すように粗めに精製しています。お腹に優しい天然のオリゴ糖も含まれており、健康を気にする方にも嬉しいお砂糖ですね。
梅と合わせるときは写真のようなやさしい茶色のてんさい糖をお選びくださいね。
ぜひ飲んでほしい!2つの飲み方
「白加賀×てんさい糖」で漬けた梅シロップはほんのりと香ばしさがあり、乳製品ととても相性が良いです。牛乳で割ると飲むヨーグルトのようなトロッとした口当たりになり、とても美味しくいただけます。普段は4~5倍に割って飲むのが一般的なのですが、この組み合わせに関しては牛乳に負けないよう、〝濃いめ〟に作るのが私のオススメです!
そしてもう一つの飲み方、変わり種ではありますがリンゴジュースで割るのもオススメです。スーパーで普通に買えるノーマルなリンゴジュースで割ると、コクのある甘みがプラスされて、まるで高級なリンゴジュースを飲んでいるかのような気分になれます!
2つの飲み方、ぜひ一度試してみて下さい!
今回は紹介しきれませんでしたが「白加賀」は漬けた後の実も美味しいので、実の食べ方については次回以降に紹介できればいいなと考えています。
この記事を読んで気になった方はぜひ一度「白加賀×てんさい糖」のシロップを作ってみて下さい!